本当に会社を辞めていい?自分を見つめなおす

ネットのQ&Aや転職サイトのコラムなどで、退職に関しておこる疑問や不安に対しての処方箋は数多く紹介されています。多くの人が「今の仕事は辛いし、辞めたい」と感じていますが、なかなか行動にうつすことができません。これはいったいどうしてなのでしょうか?

誰しも正常な状態であれば、ある程度自分を客観視することができます。そのため、自分が感情的になって辞めたいと考えていても心のどこかで冷静に「こんなことを理由に辞めてしまってもよいのだろうか?」と自問自答します。

これにはメリットとデメリットがあります。

まず、メリットとしては短絡的に今の会社を辞めてしまい、かえって今より悪い環境に陥ってしまうことを防ぐことができます。

辛いことから逃げたいだけになっていないか?

会社で、いや、仕事をすること自体にストレスはつきものです。しかし、ある程度のストレスがなければ現状を良くするために行動を起こすことはありません。誤解を恐れずにいえば、ストレスは成長のチャンスでもあるのです。

仕事でミスをして叱られるのは会社であれば当たり前ですし、上司や得意先から無理難題を押し付けられることだってあるでしょう。

しかし、それに対して解決方法を考えて、行動することこそがあなたの経験につながります。その経験を後進に伝えていくことで組織をより良くしていくことだってできます。また、あなたの業界内での価値が上がります。

仕事の本質は「コミュニケーション」であると考えることもできます。上記のような問題から逃げずにコミュニケーションをとって解決していくことで大人として、ビジネスパーソンとしてより成長していけるのです。

しかし、性格によっては「客観的に自分を見過ぎてしまうこと」はリスクでもあります。

「こんなことで辞めたいというのは甘えだ。」と考えたり、「周りはもっと大変な環境で仕事をしている」と感じたりすることで、自分を無理やり頑張らせようとしてしまうと、うつなどの病気につながってしまう危険性もあります。

自分の力だけではどうしようもないことだって、たくさんあります。後ほどくわしく説明するパワハラやセクハラなどの問題は、我慢すればするほど悪循環に陥ってしまいます。そうした場合はすぐにでも会社を辞めるべきではありますが、まずは一度、「本当に会社を辞めたとして、ほかの会社ではその理由は受け入れられるのか」を具体的に考えてみることをおすすめします。

小見出し1:ほかの人が仕事を辞めたい理由とは?

同時に気になるのが、「ほかの人は何を理由に仕事を辞めるのか」、「仕事のどんなことを辛いと思っているのか」ということではないでしょうか?

よくある仕事を辞めたい理由として代表的なものをみてみましょう。

・給与が低い
・労働時間が長い
・職場や得意先との関係
・パワハラやセクハラ/女性を軽視した社風
・有休がまったくとれない
・プライベートの時間にも連絡がある
・結婚や介護など
・人事評価に納得できない
・会社の方針変更についていけない
・不当と思われる異動を告げられた
・仕事で課せられた重圧に耐えられない

などなど、退職を思い立つ理由は人それぞれでキリがありませんが、上記のような理由を抱えている人が多いのではないでしょうか?

なかには、いたしかたがない理由もあります。冒頭で「ストレスは成長のチャンス」と述べましたが、あくまでそれは仕事そのものに向かう際の適度なストレスというだけであって、不当な待遇に耐えるという意味ではありません。

強いストレス下に長いあいだ晒され続ければ誰だって心身に異常をきたしはじめます。一度、うつを発症してしまうと治療をして治ったようにみえても、また再発する可能性があります。正常な判断が下せなくなってしまい、病気としてのトラウマをかかえてしまう前に、自分の状態を客観的にチェックしてみる必要があります。

本当に限界か、冷静になって考えてみる

「限界」の定義は人によって違います。それぞれに苦手と感じることが違うのですから当然ですよね。また、体力やストレス耐性も個人差が大きいため周りと比べて、「自分は全然頑張れていない」と自己嫌悪に陥る必要はありません。

心身の状態を客観的にチェックする

下記で紹介するのは自分が仕事でどれだけ疲れているかのセルフチェックです。あくまで目安ではありますが、もし該当する項目が多いようであれば、一度専門医やカウンセラーに相談をしてみましょう。

・疲れているはずなのに寝付けない
・夜中や朝早くに目が覚めてしまう
・なんとなく頭が痛い/重い
・焦燥感(理由もなく焦ってしまう)
・感動することがなくなった
・すぐにいらいらするようになった
・好きなことにもやる気がまったく起こらなくなった
・肩がこる
・身体が重い
・喋るのが面倒になった
・味がよくわからなくなった
・お酒を大量に飲んでしまう
・暑さや寒さに弱くなった
・下痢や便秘

これらの症状に当てはまる数が多ければ多いほど、仕事でのストレスが強いと考えられます。こうした状況が続くと実際に身体の免疫システムが弱ってしまい、幸福感をつかさどるホルモンでもあるセロトニンの分泌も抑制され、いよいよ身体的に症状が出始めてしまいます、

うつになる人は責任感が強い人だともいわれています。我慢強い性格であればあるほど自分の心の声に耳を傾けられないものです。弱音を吐ける場所を持つ。仕事以外に熱中できるものを探すなど、自分なりのメンタルヘルスを保つ方法を探しておくことも大切です。

上司は「数年後の自分?」

自分で自分のことを客観的に見るのは難しいものです。そんなときに観察したいのが会社にいる同僚や、自分の上司です。

会社の仕組みに問題があり、業務自体がストレスになっている場合はあなた同様ほかの社員も強いストレスにさらされています。

自分の周りの同僚を見てみましょう。目はどうでしょうか?表情は乏しくありませんか?ネガティブな発言ばかりが飛び交っていませんか?

また、自分より多くの責任と業務を抱えているはずの上司はどうでしょうか?「どうしてあの人はあんなにイライラしているんだろう」と思っていたとしても、その上司も実は被害者だという可能性もあるのです。

それは同情すべきことではありますが、同時に考えなければいけないのは「その会社にいる限り自分も上司のような環境におかれる可能性がある」ということです。

これは非常にシンプルな判断軸ですが、「上司のようになりたいかどうか」という視点で見てみることもおすすめです。会社に長年いれば、基本的に昇進をしていきます。昇進という形でなくても自分が教育係として若手社員の面倒を見る立場になっていきます。

そう考えると、今の職場にすでに未来の自分はいるのです。言い方は悪いですが「あんな風になりたくない」と思うのであれば、早めに転職を検討するのが良いかもしれません。もちろん、自分が今の職場を変えるとう強い意志があれば別ですが、そう思えないほど疲れを感じているようであれば、時間を無為に過ごすことはありません。

こんな人は仕事を辞めないほうがいい!

とはいえ、仕事を辞めたいという人が語る理由のなかでは、「転職先でも大丈夫かな…?」と心配になるようなケースもあります。

代表的な理由としては、長年続けてもいないのに「自分には向いていない」と決めつけてしまうこと。「再就職先でも苦手なことを課せられたらすぐに逃げてしまうのでは?」と転職エージェントからも悪い印象にうつってしまいます。まずは半年、1年と自分なりに期間を設定し、全力で取り組んでみましょう。自分に向いているかどうかの判断はそれからでも遅くはありません。

また、今任せられている仕事や配属先の部署での業務や人間関係が大きなストレスになっているようであれば、退職をする前に相談をしてみるのも大切です。勇気を出して仕事を断ることも社会人であれば検討すべき選択肢の1つです。

手遅れになってしまう前に判断を!

しかし、なかにはすぐに辞めたほうが良い状態の時もあります。周囲の人に最近自分が変だと指摘されたり、家族に頻繁に「大丈夫?」と聞かれたりするようであれば、自分の頭で考えることはやめ、早くなんらかの行動をとりましょう。

「これはパワハラ?」と思ったら

すぐに辞めたほうが良い状態としては、パワハラやセクハラなどを受けている場合です。パワハラで厄介なのは加害者側が「仕事のため」や「その人の成長を思って」無意識で行っている場合です。

意図的なパワハラでない限りは、その人の行動パターンを変えることはまず不可能です。会社にパワハラの相談をするのも1つですし、異動などをしてパワハラをする人間から離れることを最優先に考えるべきです。

セクハラは言うまでもなく犯罪行為です。女性社員との距離感を勘違いし、性的な発言を無意識にしてしまう人もいますが、社会人としての礼節を欠いた最低な行為です。セクハラとみなされるような言動が改善されない場合は、会社に相談をするか、自分が場所を変えてストレスにさらされないようにしましょう。

本当に仕方がないときに考えたい選択肢とは?

思い切って会社に相談する

上記で紹介したように、退職を考える前にまず行いたいのが会社や外部機関に相談することです。同僚に本音を打ち明けてみるもの良いですし、自分を採用してくれた人事に相談することも大切です。

実は同じことで悩んでいる人がたくさんいるかもしれませんし、そうした人たちが声をあげれば会社自体が変わろうとするかもしれません。

休職という選択肢も

心身の状態が悪く、転職先を探す余裕もない際に考えたいのが、休職です。会社の過失であることが認められれば休職の際にも手当てが出る可能性もあります。

退職をして、次の決断を下すには相当なエネルギーが要るものです。それが難しいと感じるようであれば、休職してまずは自身の回復を待つことは決して恥ずかしいことでも情けないことでもありません。

それが難しい場合は転職を

上記の方法で検討して難しい場合は、転職を考えるのも良いでしょう。しかし、転職をする際には退職の理由や転職先企業に求めることを明確にしておく必要があります。

もちろん、退職理由を正直に語る必要はありません。できるだけポジティブに伝わる退職理由を転職エージェントと相談しつつ、転職先の面接に挑むのが理想です。

転職先でゆずれない条件を優先順位にして書き出し、ミスマッチングが再び起こらないように注意しながら進めたいですね。

独立開業はやっぱり難しい?

さて、おそらく最後に残るのが「独立開業」と言う選択ではないでしょうか?独立開業と聞くと、一部のスキルのある人がやるものだと思っている人は多いでしょう。確かに多くの独立開業においては、業界での経験やコネクション、言うまでもなくスキルは不可欠とされています。

実店舗や人材が必要でない業種であれば、初期投資から人権費までコスト面でクリアしなければいけない要件が多々あります。

独立開業はゼロから始めるとなると、確かにハードルが高いのです。

独立開業にもいろいろな方法がある

経験やスキルがない! フランチャイズは?

しかし、圧倒的なスキルや経験、業界でのノウハウがなくても個人でビジネスを始められる方法はたくさんあります。その方法の1つがフランチャイズとしてビジネスを始めることです。

フランチャイズとは独占販売権をほかの人にもシェアするビジネスのことです。わかりやすく言えば、自分の持っているノウハウを公開して、あなたのビジネスで成果が出るようにサポートする。というものです。

これであれば、未経験の業種であってもスタートできます。

フランチャイズで始めやすいビジネスとは?

フランチャイズは通信業界から飲食業界まで、広く取り入れられているビジネスです。なかには専門知識が必要なフランチャイズビジネスもあります。

そのなかでもビルズは「ビル清掃メンテナンス」という分野で、独立開業をサポートしています。清掃メンテナンスは未経験であっても始めやすいため、自分で今すぐビジネスを始めたいという人にはおすすめです。

詳細については下記リンクで紹介しています。独立開業のデメリットの多くを解決したビルズでは定期的に説明会も開催していますよ。

独立起業について理解を深めるならこちら