毎日残業続きで疲れが溜まる。そんな時の対処法

「毎日残業続きで、ぜんぜん疲れがとれないよ…」

このような方はめずらしくありません。毎日終電近くまで残業して、家で数時間眠ったらシャワーを浴びて、また会社へ。せっかくの休日は一日中家でぐったりしていて、気がついたら夕方に…

こんな生活の繰り返しでは、規則正しい生活なんてとてもムリでしょう。生活リズムが崩れてしまうと仕事で溜め込んだ疲労から回復できません。また疲れを溜め込んだ状態では仕事の効率も落ちるため、余計に残業が増えてしまいます。

まさに悪循環。

もちろんほとんどの方は、好んで残業しているわけではありません。好き嫌いにかかわらず、どうしようもない理由があって残業していることがほとんどです。

たとえば、
・人員削減で人手不足だから、残業しないと仕事が終わらない
・できれば定時で上がりたいけど、上司や同僚の目が気になって帰れない
・自分だけ根性がないと思われたくない。
…そんな理由で残業している方も多いのではないでしょうか?

とはいえ無理な残業で生活リズムを崩し、疲労を溜め込んだ結果として体まで壊してしまっては元も子もありません! 尽くしていたはずの会社はもちろん、自分の家族にも迷惑をかけることになります。プライベートだって(最悪の場合は人生まで)台無しです。

そこで今回は、残業で疲れを溜め込まないための秘訣をご紹介します。毎日の残業が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

付き合い残業になっていないか?

まず最初に、自分の残業について冷静に分析してみましょう。

その残業は、仕事が定時までに片付かないために行っている残業、つまり「仕事としての残業」でしょうか?それとも単なる「付き合い残業」でしょうか?

前者の場合はともかく、後者の付き合い残業というやつは想像以上にやっかいです。

具体的に説明しましょう。

もし「仕事が終わらない」ことが残業の理由なら、自分の仕事の効率を上げるよう努力するなり、適正な業務配分になるよう上司に相談してみるといった、合理的な対策が可能です(相談に乗ってもらえるかどうかや配慮してもらえるかは別の問題ですが)。

もちろんすぐに残業が減らなくても、仕事に慣れたり仕事のやり方を工夫して効率が上がれば、だんだんと定時までに仕事が片付くようになるでしょう。上司が仕事の割り振りや人員配置を変更してくれれば、問題が一気に片付くこともありえます。

一方で、「仕事自体は定時までに終わっている。でも周りの人が残業している中、自分だけ帰り支度を始めるのはちょっと気が引ける…」というのが残業の理由なら、理詰めで割り切った対応をとるのは困難です。

そもそも付き合い残業では、やるべき仕事がないためネットサーフィンやゲームなどで時間を潰すことが少なくありません。ですから仕事の効率や仕事量を調整してもらったところで、将来的に事態が改善される見通しも立ちません。

もちろん誰でも周りから悪く思われたくありませんし、特に日本人の間では「和を尊ぶ」ことが美徳とされていますから、こうした付き合い残業は、多くの会社が抱える共通の課題といえるでしょう。

でもこの習慣、考えてみると非常に不合理で矛盾だらけです。

仕事が終わっているのに不必要な残業するということは、会社にとっては本来払う必要のなかった残業代を支払うという「お金の損失」になります。そして社員にとっては「時間の損失」です。

結局のところ、付き合い残業というのは誰も得をしない悪習慣です。こうした残業が毎日続くようなら、会社にとっても社員にとっても大問題といえるでしょう。

ですからまずは自分の残業が付き合い残業かどうかを分析して、もしそうなら、「会社のためにも」「定時に帰る」よう努力してみてください。

もちろん、これは簡単なことではないでしょう。
「自分勝手なヤツだと思われたくない」
「職場の和を乱したくない」
「チームワークは大事」
…という反論も聞こえてきそうです。

たしかに「残業」という形とはいえ、一緒の時間を仲間と過ごすことで連帯感が維持・強化されるという意見には一理あります。

逆に同じ職場のほとんど全員が一緒に残業している中、あえて帰ろうとすれば孤立してしまうこともあり得ます。

それでも、仲間意識を守ることが「会社に損害を与えていい」という理由にはなりません。社員というのは、あくまで会社のために存在するのですから。もちろん、個人のプライベートや家族を犠牲にしていい理由にもなりません。

もし連帯感を維持することが目的なら、みんなでダラダラ残業するのではなく、定時までに仕事が終わるようチームワークを生かして働いたほうが効果的ですし、建設的です。

まずは職場の全員が一緒に定時で上がれるよう、仕事のやり方について職場の仲間と相談してみてはいかがでしょうか。

それでも周囲が付き合い残業をやめようとしないなら、もしくはそういった相談がしにくい職場環境なら、せめて自分だけでも定時で上がるという割り切った覚悟が必要です。

具体的な方法としては、自分の仕事がきっちり終わった状態で上司に「帰宅してもよいか?」と一声かけることも有効でしょう。まともな上司ならムリに引き止めることはありません。

自分のため、家族のため、そして会社のためにも、堂々と定時で帰る勇気を持ちましょう!

週に一度はノー残業日を自分で決めてみる

ほとんどの職場では、残業を完全にゼロにすることはムリでしょう。突発的な事情で仕事量が一時的に増えること(もしくは働き手が減ること)は普通ですし、季節によって業務量が増減する会社や人員削減で慢性的な人手不足の会社では、どんなに仕事の効率が良くても、ある程度残業が続くことはやむを得ません。

だからといって、体を壊すほど疲れを貯め込んでしまうのはナンセンスです。手遅れになる前に、打てる手は打っておきましょう。

ここで有効なのは、個人的な「ノー残業日」を自分で決めてしまうことです。

ノー残業日というと、政府が推進する働き方改革を連想する方も多いでしょう。会社員の働きすぎを防止するため、週に一日か二日、定時で帰ることを推奨する制度です。

実際、大企業をはじめ多くの会社がこの制度を導入しています。この記事を読んている方の会社にもあるかもしれません。

でも残念ながら、一部の会社では制度が形骸化していたり、形式的には定時上がりでも「持ち帰り残業」が暗黙の了解になってしまっているところがあります。

また管理職である上司が制度の対象とならない会社などでは、職場に残る上司に遠慮して職場全体が「付き合い残業」をしてしまうケースも少なくありません。

ですから、もし自分の会社のノー残業日が制度としてしっかり機能しているなら、まずはそれをしっかり活用してください。

一方で制度が形ばかりになっていたり、そもそも制度自体が導入されていない場合は、個人的なノー残業日を決めてそれを厳守するようにしましょう。

たとえば週に一日程度「この日は絶対に定時で帰る」という曜日を決めて、それを実行してみてください。上司や同僚にもあらかじめノー残業日を宣言しておけば、定時間際になって突発的な仕事を振られることを避けられるかもしれません。

たとえ一週間に一日でも、ゆっくり体を休めることができるのとできないのとでは大違いです。

心身が健康な状態を保つことで仕事のパフォーマンスも上がりますから、結果として全体の残業時間を減らすことにもつながります。もしかしたら、個人的なノー残業日の習慣が社内全体に広がって、職場環境が大きく改善されるかもしれませんよ。

思い切って環境を変えてみる

ここまでで説明したように、思い切って付き合い残業を避けたり、自分の習慣を見直して定期的なノー残業日を作ってみることはとても有効な手段です。

もちろん最初のうちは、多少気まずい思いをすることがあるかもしれません。上司も同僚もあまりいい顔はしないでしょう。でも結果として仕事の効率が上がるなら、いずれは周りの評価も大きく変わることでしょう。

それ以上に良いのは、自分の心身が健康に保たれ、家族との生活やプライベートが充実することです。これは長期的な将来設計にとっても大きなプラスといえます。

ですが、
「だけど、現実はそんなに甘くないよ…」
「上司も同僚もそんなに物分りよくないよ…」
「自分の主張をして会社ににらまれたら、それこそ元も子もないよ…」
と考える方も多いのではないでしょうか。

こうした心配は、たしかにもっともです。理想や正論はどうあれ、多くの会社では付き合い残業があたりまえですし、ノー残業日も形骸化しています。一社員が声を上げても会社にはなかなか届かないでしょう。

仮にうまくいったとしても、一時的な効果しかないかもしれません。思い切って行動したのに、気がついたら元の(キツかった頃の)働き方に戻っていた!なんてことになっては残念ですよね。

それなら、もっと思い切って職場環境を根本的に変えてみるのはいかがでしょうか?つまり今の会社を辞めて「転職」や「独立開業」するのです。

転職や独立開業という言葉を出すと、多くの方が
「そんなおおげさなこと、できないよ」
「家族も養わなきゃいけないから、そんなのムリ」
と反応します。でも、冷静に考えてみてください。

終身雇用があたりまえだった以前とは違って、現在の日本で転職は一般的です。転職をしたからといって周りから変な目で見られることもありませんし、転職先をきちんと選べば、勤務条件が悪くなることもありません。

それどころか最近では、自分のスキルやキャリアを生かしてより有利な職場に転職したり、企業の側から優秀な人材をヘッドハンティングするケースも増えています。

インターネット上には総合転職サービスや業界に特化した転職サービスも豊富にあり、今の職場に在籍したまま転職活動することも簡単です。しかもほとんどのサービスは無料で利用できます。

付き合い残業をどうしても断れない職場はもちろん、コスト削減のために無理な人員削減をした結果、長時間の残業が日常的になっている職場にいるなら、疲労を溜めて体を壊す前に転職活動を始めてみてはいかがでしょう?

これまでの職場で培ったスキルや経験を生かして同じ業界に転職してみるのも良いですし、自分の可能性を信じて、思い切って新しい業界に飛び込んでみるのもアリです。

これまでの人生の中で「やってみたかったこと」があるなら、思い切って試してみる大きなチャンスかもしれませんよ。

一方で、
「40代になってから転職なんてムリ…」
「いまさら新しい職場環境に馴染むのは大変」
「転職した先で今より残業が多かったらどうしよう…」
と感じるなら、独立開業という手段も有効です。

独立開業ということは、どういう職場環境を作るか、どういう働き方をするかはすべて自分次第です。

誰かの決めた残業のルールに縛られることはありません。新しい上司に遠慮したり、同僚との関係に悩むこともありません。

もちろん自分でビジネスを運営するのは簡単ではありませんが、いままでの仕事を通して築き上げたスキルやノウハウ、人脈を生かせる仕事なら比較的抵抗感も少ないでしょう。

まずはこじんまりした規模で、馴染みのある業界でビジネスを始めてみてはいかがですか?

ゼロからビジネスを開拓するのが大変なら、あるいは同じ業界で独立開業できるほどのスキルも人脈もないという場合は、フランチャイズ制度の活用もひとつの方法です。

フランチャイズというのは、たとえば「コンビニエンスストアのオーナー」や「持ち帰り弁当店のオーナー」など、すでに確立されているブランドやサービスを利用する独立開業のスタイルです。

ビジネスの仕組みが出来上がっていてマニュアルもあるため、いままで自分が経験したことのない業界でも問題ありません。また商品やサービスも、すでに売れていて定評のあるものがほとんどです。

営業のサポートや代行をしてくれるフランチャイズチェーンもたくさんあるので、顧客や販路開拓に不安がある方にもぴったりです。

40代の方がまったく新しい業界で独立開業を目指すなら、特にオススメの方法といえるでしょう。有力な選択肢として、ぜひ検討してみてください。
40代男性が選びたい新しい仕事の形とは