残業が多くてイライラする?仕事内容を見直してみる

「毎日の仕事に気分がすぐれない」「イライラする」…働き盛りの40代男性の間で、最近そのような意見が増えています。

イライラの原因は、給料や仕事内容、対人関係ばかりではありません。むしろ業界や職種にかかわらず、多くの人がまったく別の理由でストレスを溜め込んでいるのです。

その理由とは、ズバリ「残業」。

・毎日終電ギリギリに会社を出るのが習慣化している
・定時近くになって上司から仕事を依頼される
・同僚がみんな残業しているので自分も帰りづらい

あなたの身の回り、あるいはあなた自身にもこうした経験があるのではないでしょうか? 残業をめぐる問題は、いまや社会問題といっても過言ではありません。

「いまさらどうにもならない」とあきらめている人も多いでしょう。でも残業のために常にイライラして、仕事の効率を犠牲にしているなら本末転倒です。

イライラだけならまだしも、疲労を溜めすぎて体を壊したり心身のバランスを崩してしまったら、プライベートや家族、自分の将来設計にまで悪影響が及びます。

「仕事量が多く、毎日残業続きで辛い」…いまの時点でそう感じているなら、手遅れにならないうちに手を打ちましょう!

今回は残業の原因となる仕事量のコントロールを中心に、残業続きの生活を改善するテクニックをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

本当に必要な残業なのかを見直す

大前提として、残業がまったくない会社というのはほとんどありません。これは大企業や中小企業、個人事業のような零細ビジネスでも同じ。いわゆるホワイト企業・ブラック企業も関係ありません。

毎日コンスタントに同じ仕事をしている職場でも、何らかのトラブルでイレギュラーな業務が発生することはあり得ますし、体調を崩した同僚のぶんまで仕事を受け持つこともあるでしょう。

季節によって仕事量が変動する職場なら、定時上がりが続く時期もあれば残業が続く時期もあります。

経営が厳しい会社や業界では、人員削減に伴って残りの社員の負担が増えることも日常茶飯事です。

どんな会社にいても、こうした残業はある程度避けられません。もちろん程度にもよりますが、これらは「必要な残業」といえるでしょう。

「必要な残業」があるなら「不必要な残業」もあります。ですから重要なことは、自分の毎日の残業を見直して、それが必要なものかそうでないかを分析することです。

そして、もし「必要な残業ではない」と判断したなら、思い切ってその残業をやめてしまいましょう。

不必要な残業には、大きく分けて2つのパターンがあります。

1)ひとつめは「仕事量をコントロールできていない」ために発生する残業です。毎日の決められた仕事時間に対して、仕事量が多すぎるというわけです。

すでにお話した通り、トラブルなどが原因で一時的に仕事量が増えたり、業種や業態によって季節ごとに仕事量が増減するのは仕方のないことです。

問題は、そうした事情がないにもかかわらず、慢性的に仕事量が多い会社です。

こうした職場では毎日の残業でみんなが疲れ切っていて、そのために慢性的な人手不足が続いています。働き手が少ないので、残業の原因となる仕事量が減る気配もありません。

それでも多くの人は、「会社員として残業するのはあたりまえ」「残業もできないようでは社会人失格」といった誤った常識にとらわれています。

まさに、物理的にも心理的にも悪循環です。

もし自分がそういう環境にいて、少しでも「なんとかしたい」と感じているなら、あきらめや固定観念を捨てて思い切って行動してみましょう。

まず最初に取り組むのは、自分の力の及ぶ範囲で仕事量をコントロールすることです。具体的には次のように行動してみると良いでしょう。

・自分のスキルを高める
デスクワークであれば、パソコン操作やタイピング速度、データの分析などの技術が上がれば仕事全体のスピードアップにつながります。組み立てや配送などの作業も、自分のスキルが仕事のスピードアップ、効率アップに直結するでしょう。

・無駄な時間をなくす
無意識のうちに時間をロスするというのは、よくあることです。同僚と不必要なおしゃべりをする、頻繁にトイレやタバコに行く、メールチェックついでにネットサーフィンするなど、無駄な時間をなくすことで仕事の効率が上がるかもしれません。

・自分のスケジュールを見直す
書類作成やメールの送受信、取引先への電話連絡や外回りなど複数パターンの仕事をしているなら、その段取りを見直してみることも重要です。たとえばメールチェックは始業時にまとめておこなうとか、外出は午前中に、社内の仕事は午後に集中するといった具合です。

・完璧主義をやめる
作業に時間がかかりすぎる原因のひとつが完璧主義です。どんな仕事も、より完璧を目指していてはキリがありません。一方で、どの仕事にも必要最小限のレベルがあります。必要なレベルを満たしたら、まずはそれで良しとして次にとりかかりましょう。

・上司に相談する
仕事量が絶対的に多すぎる、あるいは仕事の難易度が今の自分のスキルに見合っていない場合は、仕事を割り振る上司に率直に相談するのも一手です。部下のマネジメントは上司の仕事のひとつですから、なにか改善策を考えてくれるかもしれません。

・同僚に相談する
仕事のスキルが高い同僚、要領がいい同僚などが身近にいれば、思い切って相談してみるのも効果的です。より早く仕事をこなすヒントをくれるかもしれませんし、場合によっては手伝ってもらうこともできるでしょう。

これらの対策で事態が改善されれば万々歳です。もし改善が見られなくても「最初の一歩」には大きな意味があります。さらに勇気を出して、次のステップに進みましょう!

2)不必要な残業のふたつめは、「付き合い」の残業です。仕事自体が定時で終わっていても、上司や同僚の残業に合わせて自分も残る人はめずらしくありません。

周りが仕事をしているのに自分だけ帰りにくいという気持ちは、ある意味正常です。また「チームワークを乱さない」という点で、付き合い残業には多少の意味があります。

しかし、付き合い残業の間、その人はどんな仕事をしているのでしょうか?

明日の仕事に手を付ける人もいますが、多くはネットサーフィンやゲーム、同僚とのおしゃべりなど、決して仕事とは呼べないことで時間をつぶしています。

付き合い残業とは、会社にとっては仕事をしていない人に残業代を払う「お金の損失」です。また本人にとっては、「時間の損失」に加えてストレスや疲労を貯め込む原因です。

いくら「チームワーク」や「和を尊ぶ」といった理屈を振りかざしても、会社や個人に大きな損害を与えてよい理由にはなりません。

もし自分の残業が「付き合い残業」だったなら、一刻も早く手を打ちましょう。

具体的な行動は、「思い切って定時で帰る」ことです。決して簡単なことではありませんが、勇気を出してチャレンジする価値はあります。

思い切って定時で帰る勇気を持つ

「定時で帰る」…本来なら当たり前のことなのに、多くの人にとって非常に難しく、勇気がいる行動なのはなぜでしょうか?

理由のひとつは「嫌われたくない」という、ごく自然な気持ちが邪魔をするからです。同僚が残って仕事をしているのに、自分だけ先に帰ったら嫌われるのではないか?と感じるのは当然でしょう。

また「和を尊ぶ」という日本人的な傾向も影響しています。みんなと一緒。歩調を合わせる。そういう社会で生活している人にとって、付き合い残業はごく自然なことに感じられます。

付き合い残業は「チームの絆を深める」のに有益、と主張する人もいます。同じ空間で一緒に過ごすことで、チームワークを強化しようという発想にはたしかに一理あります。

ただし、さきほどお話したように、付き合い残業というのは会社にも自分にも損害を与える行為です。

それに職場でのチームワークを強化するなら、本来の仕事の時間に、一緒に仕事をしながら行うのが筋というものでしょう。

少なくとも「和を尊ぶ」とか「チームワーク」といったものは、会社のお金や自分の時間・健康、自分の家族を犠牲にして良い理由にはなりません。

もしあなたの職場にこうした悪習慣があるなら、できるだけ早く、思い切って手を打つ必要があります。

それが「定時に帰る」ということです。

本来なら定時に帰るというのは当たり前の行動です。でも付き合い残業が習慣化している職場では、自分だけ先に帰ることに抵抗を感じる人は少なくないでしょう。

もちろん「嫌われたくない」「付き合いの悪いやつと思われたくない」と思うのは当然ですが、ここは思い切って勇気を出すべき場面です。

もしくは「残業しないなんて社会人失格だ」という間違った自己暗示をかけているなら、今すぐ「仕事が終わったら残業すべきではない」という正常な感覚を取り戻してください。

多少は気まずい思いを感じるかもしれませんが、会社にとっても自分にとっても正しいことをしているのですから、堂々としましょう。

それに「先に帰りづらい」と感じているのはお互いさまかもしれません。あなたが勇気を出して定時に帰れば、結果として付き合い残業という習慣が消える可能性もあります。

まずは行動しないと何も始まりませんし、改善もされません。勇気を出して、思い切って、定時で帰ってみませんか?

率先して帰ることに抵抗を感じるなら、今日の仕事がすべて片付いたことを上司に報告して、定時に上がっても良いか尋ねてみましょう。まともな上司であれば、決して拒否しないはずです。

職場環境そのものを変えることを検討する

ここまでで説明したように、自分の残業が「必要な残業」かどうかを確認することはとても重要です。

もし「仕事量をコントロールできない」ための残業なら、自分にできる限りの方法を駆使して、仕事量を適正にするよう努力してみましょう。

あるいは「付き合い」の残業なら、思い切って定時で帰る勇気を持つことで、悪習慣を断ってください。

それでも、どうしても残業が減らない(なくならない)なら、どうすればよいでしょうか?

ここまで手を尽くしても効果が出ないということは、会社や職場の体質自体に欠陥があると考えられます。

もしそうなら、さらに思い切って、職場環境そのものを変えることを検討すべきでしょう。つまり「転職」です。

「40代にもなって転職なんてムリ」という声も聞こえそうですが、決して無理な話ではありません。

現代は、老舗の大手企業ですら倒産する時代です。終身雇用があたりまえだった昔と違い、ベテラン社員のリストラもめずらしくありません。

ですから転職もごく一般的です。必要に迫られた転職だけでなく、より良い雇用条件を求めて転職する人や、優秀な人材をヘッドハンティングする会社もめずらしくありません。

インターネット上には膨大な転職情報を扱うサービスや業界に特化した転職情報を提供するサービスも豊富にあるので、仕事をしながら転職活動するのも容易です。

残業を強要される職場でイライラを貯め込んでいるなら、いっそ思い切って転職してみましょう。きっと、心身の健康の維持やプライベートの充実にもプラスになるはずです。

一方で転職には、
「そんな条件のいい職場を見つけるのは大変」
「新しい職場の雰囲気に馴染むのに時間がかかりそう」
「新しい上司や同僚との人間関係が心配」
という不安が付き物です。

もしあなたもそう感じているなら「独立開業」という手段はいかがでしょうか?

独立開業なら、仕事の仕方や職場環境はすべて自分の思い通りです。職場の雰囲気や、上司や同僚とのコミュニケーションに悩む必要はありません。

転職と比べるとハードルが高いと感じるかもしれませんが、いままでの仕事で積み重ねたスキルやノウハウ、人脈があれば、得意分野で起業することも夢ではありません。

また「スキルもノウハウも人脈もない」という人でも、フランチャイズを活用すれば比較的簡単に独立開業できます。

ほとんどのフランチャイズではマニュアルが用意されており、取扱う商品やサービスも本部から提供されます。また営業のサポートや代行をしてくれるところも少なくありません。

少しでも気軽に独立開業したいなら、ぜひ検討してみることをオススメします!
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