どうしても残業をしたくない時はどうすれば良いのか?

40代のサラリーマン男性にとって、ストレスの代名詞といっても過言ではない「残業」という問題。

「仕事がある以上残業するのはあたりまえ」「残業くらいできないと社会人として失格」と無理やり自分を納得させつつも、本音ではほとんどの人が、「できることなら残業したくない」「残業は嫌だ」と考えているのではないでしょうか。

いうまでもなく、いやいややる仕事に高い品質は期待できません。心のどこかで抵抗しているため仕事の効率も下がり気味で、余計に残業が増えるという悪循環から抜け出せません。

おまけに残業が続くことでストレスが溜まり、毎日の生活リズムが狂うので心身の健康にも悪影響です。同居する家族と何日も顔を合わせていない人も大勢いると聞きます。

それでも多くの会社の中で、残業という習慣がなくならないのはなぜでしょうか? そして大勢の人が(不本意とはいえ)その習慣に従っているのはなぜでしょうか?

今回は残業が一向に減らない理由と、みんなが残業をする理由を考察しながら、「どうしても残業したくない時はどうすればよいか?」という重要な質問に答えていきます。

毎日の残業が気になっている方は、ぜひ参考にしてください!

仕事終わりに予定を入れ、それに合わせて仕事を調整する

労働基準法によると残業は「1日8時間、週40時間」までと決められていますが、さまざまな統計データを見ると、どの業界でも週40時間を超える残業は日常茶飯事です。

これほど残業が多い理由は、いったいなんでしょうか?

業種や職種、それぞれの会社によって事情は異なりますが、ほとんどのケースでは残業の理由を2種類に分けることができます。

その2種類の理由とは「仕事量がコントロールできないための残業」と「お付き合いとしての残業」です。

「仕事量がコントロールできないための残業」とは、言い換えれば、勤務時間や個人の能力に対して仕事量が多すぎるということ。

このタイプの残業は、合理的な対策によってある程度減らすことが可能です。

一方の「お付き合いとしての残業」は、上司や同僚に遠慮して職場に居残るというもの。そもそも定時までに仕事が終わるかどうかは関係ありません。

根本的な原因が「嫌われたくない」「付き合いの悪いやつと思われたくない」といった心理的なものなので、思い切って開き直らない限り対策は難しいといえるでしょう。

そのようなわけで、今回の記事では仕事がコントロールできないための残業を中心に、残業をしたくないときの対応方法を考えてみましょう。

定時近くになっても仕事が残っている。もしくは、新しい仕事を上司から頼まれる。どの会社でもよくある残業パターンですよね。

これに対し、多くの人は「嫌だけど残業する」という対応をしています。ある意味無難といえますが、このままでは永遠に問題が解決しません。

あなたは「嫌だけど、仕方なく残業する」という生活を、定年までずっと続けて行きたいですか?

「上司や先輩たちもそうしている」「日本のサラリーマンはずっとそうしてきた」という意見もありますが、人と自分は違います。

また終身雇用が原則だった昔と違い、現代は大企業や有名企業でも人員整理のリストラを日常的に行う時代です。

プライベートや家族との時間を犠牲にしながら残業をしていても、ある日突然リストラされたり会社が倒産するかもしれません。

それでも、会社からいわれるままに残業を続けたいですか?

おそらくそんなことはないでしょう。今はいやいや残業しているけれど、残業をしなくて済む方法があるなら実践したいと思っているはずです。

では、その方法とはどんなものでしょうか。

単純にいえば、仕事量をコントロールすれば良いのです。といってもコントロールの手段にはいろいろあります。

まず簡単にできるのは「仕事終わりに別の予定を入れてしまうこと」でしょう。予定に合わせて、定時までに仕事を終わらせざるをえない環境を作るのです。

予定の内容はなんでもオッケーです。ジムや習い事でも良いですし、デート、家族との食事、副業などもアリでしょう。

重要な予定であればあるほど、仕事を片付けるためのモチベーションが高まります。何かに追われているときの集中力はあなどれません。

とはいえ、ただやみくもに次の予定を入れるだけではダメです。次の予定にあせってしまい、仕事の効率が落ちてしまうようでは元も子もありませんよね。

予定を入れるのは、あくまで「モチベーションを高める」ための手段。上がったモチベーションを活用するテクニックと合わせることで、はじめて価値があります。

モチベーションを活用するテクニックにもいくつかの種類があります。

1)仕事の処理速度を上げる

まず最初に試すべきなのがこの方法です。ミもフタもないくらいシンプルですが、そのぶん確実な効果が期待できます。

たとえば、
・1件あたり10分かかっているメールの返信を、5分で終わらせる
・タイピングスピードを上げて、30分かかる書類作成を20分で終わらせる
などが考えられます。

仕事の処理速度を上げるには日々の努力が欠かせません。それでも、いちど身についたスキルはその先もずっと使えますから、努力に見合った価値があるといえるでしょう。。

2)ムダな時間を見直す

ふだんあまり意識していませんが、私たちの行動にはたくさんの「ムダ」が付き物です。それらを見つけ出して、ひとつずつつぶしていきましょう。

具体的には、
・タバコやトイレの頻度や時間
・隣の同僚とのおしゃべり
・メールチェックついでのネットサーフィン
などは、わかりやすい「ムダ」です。

これらを完全にゼロにすることは難しくても、ひとつひとつ意識していけば、トータルでかなりの時間を回収できるはずです。

3)仕事の組み立てや段取りを変える

どの仕事から始めるか、どの順番で行うかは、仕事の効率に大きく影響します。ゲームのテトリスをイメージするとわかりやすいかもしれません。

具体的な例としては、
・メールチェックを始業時にまとめておこなう
・頭が冴える午前中に書類作成を行い、午後は外回りや単純作業をする
などが挙げられます。

もちろん業種や担当部署によってできることは違いますが、まずは自分の1日の業務内容を分析して「どうすれば効率よく処理できるか?」を考えるクセをつけてみてください。

さて、ここまでで挙げたのは一人でも実践できる、比較的ハードルの低い方法です。一方、ここから先は少々難しい方法ですが、うまく行けば高い効果が期待できます。

4)仕事量の見直しを上司に相談する

これもある意味、ミもフタもない手段です。ですが、管理職の仕事は担当部門や部下のマネジメントです。

仕事が定時までに終わらないのは「そもそもの仕事量」に問題があることがほとんどですから、仕事の割り振りに無理があるなら、それを調整するのは上司の義務といえます。

もちろん上司に対して「仕事量を減らして」と頼むのは気が引けます。ふざけるな、と怒られるかもしれません。

また上司が物分りの良い人だったとしても、会社全体の仕事量が多かったり、人員削減で人手が不足していなどの理由でどうにもならないこともあるでしょう。

このように一筋縄ではいかない手段ですが、もし試す機会があるならぜひチャレンジしてみてください。

5)同僚の助けを借りる

仕事のデキる同僚がいるなら、効率的に仕事を進めるコツを教わったり、場合によっては仕事自体を手伝ってもらうこともできます。

自分が定時に上がるために同僚の手を借りるというのは少し虫のいい話ですが、困った時はお互いさま、という形でピンポイントに活用するなら十分アリな手段でしょう。

いずれにしても本気で残業をしたくないなら、いろいろな手段を試してみる必要があります。がんばってください。

とはいえ現実には、どんなにがんばってみても仕事量のコントロールができないケースも少なくありません。

たとえば毎日同じような仕事が続く職場でも、イレギュラーな業務やトラブルの発生で一時的に仕事量が増えることがあります。

また季節によって仕事量が大きく変動する業種では、定時続きの時期と残業続きの時期が交互に訪れるのが普通です。

こうした会社での残業は、基本的にどうしようもありません。

また業績悪化に伴い大規模なリストラをした結果、残りの従業員の負担が大きくなってしまうこともあります。

離職率の高い会社や、採用活動がうまくいかない会社でも同じことがいえるでしょう。

こうした会社でも、仕事量のコントロールは非常に困難です。

加えて「お付き合いの残業」は、仕事量の多い少ないは関係ありません。この場合は「仕事量のコントロール」以前の問題といえます。

では、これらのケースでは「あきらめる」しかないのでしょうか? いえ、そうとは限りません。

ここまで、と時間を区切って仕事を片付けるよう段取りする

そもそもの仕事量が多くて、がんばっても定時までに仕事が片付かないことや、長期に渡って仕事が連続するため終わりが見通せないことは珍しくありません。

そんな場合でも残業したくないなら、自分で「仕事の区切りを作ってしまう」というのもひとつの方法です。「今日はここまで」と決めてしまうのです。

さきほど説明した「仕事の組み立てや段取りを変える」という方法と少し似ていますが、
・メールチェックは始業から10分以内に終わらせる!
・書類作成は1ページあたり30分以内に片付ける!
といった具合にひとつのタスクごとに制限時間を設けることで、仕事を切り上げるタイミングを図ることができます。

延々と続く仕事をダラダラ残業しながら行うのではなく、今日はここまで、と区切りながら行えば仕事にメリハリが生まれますし、結果として仕事の効率も上がるでしょう。

お付き合いの残業が習慣化している職場でも、この方法は有効です。

先の見通せない仕事をしていると、つい「他の人も残っているから自分も残るか」「ついでに明日の仕事にも手をつけておくか」となります。

一方で時間を区切りながら仕事をしていれば、他の人の残業に関係なく「続きは明日やろう」と気持ちを切り替えることが可能です。

もちろん、他の人が仕事をしているのに自分だけ帰るのは簡単ではありません。上司や同僚の視線が気になりますし、場合によっては嫌味を言われることもあるでしょう。

それでも本気で残業したくないなら、思いった行動が必要です。もしかするとあなたが定時に帰ることで、同じように「残業は嫌だ」と思っていた同僚たちも帰りやすくなるかもしれませんよ。

思い切って残業のない職場へ移ることも選択肢のひとつ

「いろいろな手を尽くしてみたけど、やっぱりダメだった」
「残業は嫌だけど、上司や同僚のことを考えると気後れして行動できない」

残念ながら、そういうこともあるでしょう。…では今度こそ、あきらめるしかないのでしょうか?

じつは、まだ方法が残されています。そのひとつが「転職」です。

無理な残業を続けて健康やプライベートをボロボロにしたり、家族や将来設計を台無しにするのが嫌であれば、思い切って職場自体を変えてしまいましょう。

いまだに「転職なんて社会人失格」という考えを持っている人もいますが、転職という活動は、現在ではごく普通です。

自分のスキルやノウハウをより生かせる職場を求める人、よりよい給料や勤務条件を求める人、中には優秀な人材を積極的にヘッドハンティングする会社もめずらしくありません。

そもそも「終身雇用」という神話が崩壊している現代、ひとつの会社にしがみつく意味はほとんどありません。

インターネットの転職サービスも豊富にありますから、条件の良い会社を見つけるのもそれほど難しくないでしょう。

それでも「新しい職場の環境になじめるかなぁ」「新しい上司や同僚との人間関係が心配」という不安もあるでしょう。

もしそうなら、さらに思い切って「独立開業」という手段もあります。職場環境も仕事の組み立ても自分次第なので、理不尽な仕事量や人間関係のストレスとは無縁です。

独立開業する際は、自分の業務経験や人脈を生かして起業するのも良いですが、よりハードルの低い「フランチャイズ」を利用することもできますよ。

もし迷っているなら、まずは情報収取から始めてみてはいかがでしょうか?
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