休日出勤が続いてストレスが溜まる。本当に今の会社で良い?

どんな会社にも忙しい時期があります。「今月は忙しくて休みがとれない」とか「決算期は休日返上で働く」という話は、決して珍しくありません。

業種や職種にもよりますが、こうした働き方はある意味で正常の範囲内です。ですが毎週・毎月のように休日出勤が続く(もしくは休みがとれない)なら話は違ってきます。

「うちの会社ではそれが当たり前」という人もいますが、それは単に「そうした働き方に慣れてしまった」か「感覚が麻痺している」だけのことです。

そもそも社員に一定の休日を与えることは、法律で決められているルールです。そのルールがあたりまえのように破られる職場は、やはり異常というしかありません。

なにより仕事の効率を高めるため、そして質の高い仕事を提供するためには、定期的なリフレッシュが不可欠です。

また心身の健康を維持したり、家族との時間を確保したりするためにも、休日は必要です。

ですから、もしあなたが日常的に「休日出勤が続いてストレスが溜まる」「忙しすぎて会社を辞めたい」と感じているなら、こう自問してみてください。

「なぜうちの会社では休日出勤が続くのだろう?」
「この先どうすればよいのだろう?」

今回の記事では、こうした質問に答えるためのヒントをご説明します。ぜひ参考にしてください。

なぜ休日出勤しなければいけないのか?原因を考える

働き盛りの40代男性を中心に、「会社に行って働くのは社会人の義務」と考えている人は少なくありません。

生活するにはお金が必要ですし、現代の日本ではお金を稼ぐ手段として「会社で仕事をする」ことが一般的なので、こうした考え方には一理あります。

ですが、会社や仕事をなにより優先させることや、休日返上で働くのがあたりまえという態度は問題です。

「自分は仕事が好きだから構わない」という人はいいでしょう。でも、そういう人に限って同じ考えを他人にも強要する傾向があります。上司がこのタイプだと職場は大変です。

実際、あなたの周りにも「仕事が忙しくて休みが取れない」「休日出勤が続いている」という人が大勢いるのではないでしょうか。あなた自身もそう感じているかもしれません。

そもそも、なぜ休みが取れないほど、あるいは休日出勤しなければいけないほど忙しいのでしょうか? 考えられる原因はいくつかあります。

1)時期的、季節的なもの
2)突発的に発生するトラブル
3)人が足りない
4)仕事に慣れていない
5)スキル不足で仕事が遅い
6)仕事の効率が悪い

1)時期的、季節的なもの
業種によっては、特定の時期や季節に仕事が集中することがあります。「クリスマスのケーキ屋さん」をイメージするとわかりやすいでしょう。

こうした職場では忙しい期間は一時的ですし、しかもある程度先までスケジュールを見通せるので、忙しい期間がいつ終わるかも大体わかります。

ですから一時的に休みがとれなかったり、休日出勤する必要があったりしても、それほど問題ではありません。

2)突発的に発生するトラブル
仕事上のミス、突然のクレーム対応などで忙しくなることもあります。同僚が怪我や急病で会社に来られないため、担当していた仕事が回ってくることもあるでしょう。

このような突発的なトラブルは、どんな職場でも起こりえますし、完全に避けることは難しいです。

あまり好ましいことではありませんが、もし巻き込まれて休日出勤するはめになったとしても、ある程度仕方ないといえるでしょう。

3)人が足りない
従業員が次々に辞める会社、新規の人材がなかなか集まらない会社では、人材不足が慢性化しています。経営が厳しくなり、大規模なリストラをした会社も同様です。

こうした会社では残りの人材に仕事が集中するため、職場全体が常に忙しく、残業が続いたり休日出勤を強要されたりします。

多くの人が「会社を辞めたい」と思うほどストレスを感じるのは、まさにこのパターンです。

忙しい時期がいつまで続くかわからないうえ、個人の努力によって事態が改善される見込みもほとんどないため、社員のモチベーションも下がる一方です。

もしあなたの会社がこのような状況なら、自分の心身や家族を守るためにも思い切った対策が必要でしょう。

4)仕事に慣れていない
新入社員や新しい部署に移動した人なら、慣れない仕事に必要以上に時間をとられるかもしれません。その日のノルマが終わらずに残業したり、休日を返上したりすることもあるでしょう。

こうした道は誰もが通ります。ほとんどの場合、スキルや経験値が上がることでいつのまにか問題が解決されるため、特に心配する必要はありません。

早く仕事に慣れるよう、一生懸命に働くのみです。

5)スキル不足で仕事が遅い
個人のスキルには差がありますし、誰しも得意分野・不得意分野があります。

「たまたま」自分の苦手な仕事を割り当てられて残業や休日出勤することになったとしても、(その場は大変ですが)長期的にはそれほど問題ないでしょう。

一方で「仕事が遅い人」は注意が必要です。努力して仕事のスキルを上げられるならベストですが、個人の努力には限界があります。

どうしても仕事が遅い、もしくは苦手な仕事ばかり割り当てられるなら、仕事量そのものを調整してくれるように上司に頼んだほうが良いかもしれません。

6)仕事の効率が悪い
段取りが悪くて仕事に時間がかかる、同僚とのおしゃべりや頻繁なタバコ休憩のせいで仕事が進まない、という人もいます。

結果として残業や休日出勤が続いても、会社や上司は責められません。それどころか本来なら必要ない残業代や休日出勤手当が発生するため、本人の責任は重大です。

このような場合は、自分のためにも会社のためにも、仕事のスタイルを見直してください。

ここまで、仕事が忙しくなる原因について考えてきました。休みがとれない方や休日出勤が続く方なら、思い当たる部分があったのではないでしょうか?

休日出勤がストレスに感じるときの対処法

では次に、仕事の忙しさがストレスになっている場合の対処法を考えてみましょう。

忙しさが一時的なもの、あるいは本人の成長や工夫によって解決できるものなら、特に問題ありません。目の前の仕事に真剣に取り組んでいればいつのまにか解決します。

問題なのは、人が足りないせいで慢性的な残業や休日出勤が続くケースです。

・3人しかいない職場に5人でやる仕事が振られた
・チームの中に辞めていった人がいるのに補充がない
・大規模なリストラがあったのに仕事量はそのまま
・いつまでたっても新人が入ってこない

このような話は日常茶飯事ですが、当事者にとってはたまったものではありません。どんなに頑張っても先が見通せないため、モチベーションも下がりっぱなしです。

仕事のストレスを溜め込んだままでは心身のバランスを崩してしまう可能性もあるので、もしあなたの職場がこのような状況なら早めに対処してください。

多くの人が実践している対処法には、次のようなものがあります。

1)完璧主義をやめる
2)八方美人にならない
3)仕事とプライベートを完全に切り離す
4)いざというときは休む勇気を持つ

1)完璧主義をやめる
どんなに頑張っても、完璧な仕事などありえません。ですから仕事に完璧主義を持ち込むのはやめましょう。

たとえばプレゼン資料の作成などで、図表の配置にミリ単位でこだわる人がいます。

はたから見ればどうでもいいことに時間をかけてもその人の評価が上がることはありませんし、仕事がなかなか進まないためストレスも溜まる一方です。

それならいっそのこと、「最低限この内容さえ入っていればOK」「図表が多少ずれていても問題ない」という具合に割り切ってしまいましょう。

時間と人手に余裕がないなら、「質より量」と割り切るのが肝心です。

2)八方美人にならない
上司や同僚に好かれようとするあまり、自分を追い詰めてしまうのはやめましょう。

仕事に限らず、ストレスを貯め込む人には共通して「みんなに良い顔をしたがる」という特徴があります。

たしかに、良い人と思われたいというのは自然な欲求です。でも人の性格はいろいろですし価値観や損得の基準も違いますから、すべての人に好かれることは不可能です。

上司から無理な仕事を振られたときに「いいですよ」と安請け合いすることや、同僚の残業や休日出勤にお付き合いすることは、結果として自分の首を絞めることにつながります。

周りの人に変に遠慮せずに、「できることはできる、できないことはできない」という姿勢を貫きましょう。

恐らくあなたが思っているほど嫌われることはありませんし、むしろ「誠実でメリハリのある仕事をする人」と高く評価されるかもしれませんよ。

3)仕事とプライベートを完全に切り離す
仕事が終わらないからといって、家に仕事を持ち帰るのはやめましょう。

こういう働き方は、「自宅残業」「自宅休日出勤」と呼べるかもしれません。ただでさえ休みがとれないのに、帰宅後の時間やなけなしの休日にまで仕事を引きずるのは自殺行為です。

仮に1日のノルマが終わらなくても、「会社を一歩出たら仕事のことは忘れる」くらいの思い切りを持ちましょう。

「会社に申し訳ない」「甘い」「社会人として失格」などと考える必要はありません。なぜなら、少ない人手に無理な仕事を振っているのは会社の方ですから。

4)いざというときは休む勇気を持つ
どうしても体調がすぐれないときや、自分や家族にトラブルが発生したときなどは、思い切って仕事を休みましょう。

ただ、日本人は伝統的に「組織に尽くす」「個人を犠牲にする」という精神が刷り込まれています。「責任感を持て」というのもそのひとつです。

「自分が休んだら上司や同僚に迷惑がかかる」
「仕事を任されたからにはやり遂げなくては」

このような「責任感」から、自分や家族より仕事を優先する人は大勢います。でも、そもそも無茶な仕事を与えておいて、それに「責任感を持て」というのはおかしな話です。

それに一人抜けたくらいで仕事が回らなくなるなら、それは「組織」とは呼べません。あきらかにマネジメントに失敗した管理側(会社側)のミスです。

慢性的なサボりぐせがあるなら別ですが、普段は真面目に働いているのなら、突発的な事情が発生したときくらい胸を張って休む勇気を持ちましょう。

思い切って会社を辞めるのも方法のひとつ

どうしても上司や同僚の目が気になるという人は、思い切って会社を辞めることも選択肢に入れましょう。

中には、カバンの中に常に「辞職届」を入れて持ち歩くという人や、インターネットの転職エージェントに登録して通勤時間や帰宅後に転職活動をしている人もいます。

このように「いつでも辞められる」という準備をしておけば、それだけで仕事のストレスが軽くなるものです。

もちろん、いざとなれば本当に会社を辞めて「転職」しましょう。

最近では「自分の能力を生かすため」「より良い待遇のため」に転職する人も珍しくありませんし、外資系企業を中心に、優秀な人材のヘッドハンティングも盛んに行われています。

とはいえ転職先にも、その会社ならではの体質や、職場の人間関係があります。せっかく転職したのに今と変わらない、もしくは自体が悪化する可能性もゼロとはいえません。

どうしても不安があるという方は、さらに思い切って「独立開業」してみてはいかがでしょうか?

もしこれまでに働いてきた業界で独立できるなら、積み重ねた経験やノウハウを生かせるかもしれません。人脈があれば、早い段階で仕事を軌道に乗せることもできるでしょう。

「スキルも、ノウハウも、人脈もない」という方なら、フランチャイズという手もあります。

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仕事が忙しすぎて休みがとれない、もしくは休日出勤を強要されるような職場で心身をすり減らすくらいなら、ぜひ「転職」や「独立開業」という手段も検討してみてください